亜麻仁油仕上げの家具、日常の手入れ方法
塗膜を作らない仕上げだからこそ、使い方で変わる

オイル仕上げの家具は、ウレタン塗装と違って表面に塗膜がありません。木が直接空気と触れているため、使い方と手入れで状態が変わります。難しいことはありませんが、知っておくと長く使えます。
日常の手入れ、基本は乾拭き
毎日の手入れは乾いた布で拭くだけで十分です。水分が残ると木が膨らむことがあるため、濡れたものをこぼしたときはすぐに拭き取ってください。食器洗い用の中性洗剤を薄めた布で拭いた後、水分を残さずに乾拭きする程度なら問題ありません。
年に一度のオイル補充
使い続けると表面のオイルが抜けてきます。木が白っぽく乾いた感じになってきたら、オイルを補充するタイミングです。年に一度が目安ですが、暖房で室内が乾燥する冬の時期は、早めに補充すると良いです。
補充の手順は、乾いた布にオイルを少量取り、木目に沿って薄く伸ばします。30分ほど置いてから余分なオイルを拭き取り、一晩乾かします。一度に厚く塗ると乾きにくいため、薄く二度塗りの方が結果が良いです。
- 乾いた布にオイルを少量取る
- 木目に沿って薄く伸ばす
- 30分後に余分なオイルを拭き取る
- 一晩乾かしてから使用する
オイルを含んだ布は、くしゃくしゃにまとめて放置すると、酸化の熱で発火することがあります。使い終えた布は、広げて十分に乾かすか、水に浸してから、お住まいの自治体の案内に従って処分してください。
傷がついたときの補修
浅い傷は、サンドペーパー(240番)で木目に沿って軽く削り、その後オイルを塗ると目立たなくなります。深い傷は、状態を拝見したうえで、天板の削り直しなどの修理をご相談いただけます。
オイル仕上げの家具は、傷を完全に消すことよりも、使い込んだ跡として受け入れる考え方が向いています。10年使った天板の傷は、その家の時間の記録でもあります。
手入れの方法で迷ったときは、メールかお電話でご相談ください。補修用オイルについてもご案内します。